『サピエンス全史』読了



 

『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上下合本版』読了。

結構な分量と少し難しく感じる内容なので読むのが大変な気もするけど、かなり引き込まれる面白さがあった。

色々と感想書きたいとこだけど、内容が濃すぎてまとめきれない(笑)

 

なんだろうなー

読んでいて、全体的にベースとなる部分は知っていることが多いんですよ。アウストラロピテクスがいた~とか、お金ができた~とか、科学が発展した~とか。

ただ、そこを「なぜそうなったのか」とか「それがどうなって何に影響を与えたのか」とか、さらに深く掘り下げられているので、読んでいると「なるほど!」っていう感動が多数ある。

人間社会の成り立ちを理解している人は多くはない…というか、そういうことを考える人自体あまりいないかなと思うんだけど、個人的にはものすごく興味のある分野なので最高に楽しめました。

特に後半は「人類は幸せになったのか」っていう哲学的な要素も含まれていて、最後まで色々と考えさせられた。

 

科学や医療の発展で、人類は非死(不死ではない)に近づいていくんだろうと思うけど、それが幸福に繋がるのかはよくわからないね。

寿命や病気による死を恐れる必要が無い「非死」を得られるような社会になるのは、一見素晴らしいようにも思えるけど、一方ではより事故死や殺人を恐れるようになるだろうし、金銭面などの問題で非死の治療を受けられない人は虚しさを感じながら死んで行ったり、憎しみや嫉妬が生まれて不幸を感じるようになることも考えられる。

 

パソコンにデータを保存するように、魂(意識)を取り出して電脳世界のようなものに移すことによって「自分」という存在の消滅を避けられる時代が来るってこともあるのかもしれないけど、それはもう人類ではなくなってると思う。

SFの世界みたいだけど、大昔の人々の感覚で言えば、鉄の塊が空を飛ぶことや、遠くの人と会話できることを信じるのが難しいように、今のボクらが信じられないようなことが未来に起こる可能性は十分あるように思う。

人類は無知であることを認めたことにより科学とテクノロジーを大きく発展させた。

そしてその発展の速度はとてつもなく速い。

ホモサピエンスが地上の支配者となり、文明を発展させたのは地球の歴史で見ればここ最近ほんの一瞬の出来事であり、まだその途中であるため、この人類の発展の先には人類滅亡だってありえるわけで、どうなっていくのかは分からない。

 

おもしろいねー(笑)

頭のいい人はこの人類の歴史を知ることで未来を想像してビジネスに活かしたりとかするのかもしれないけど、ボクはただただ考えて楽しむだけです(笑)

 

自然界の生態系を捻じ曲げる人間はもう神のようなものじゃないかと思ったりする。

人類が絶滅させた生物は数知れず。

食べられるために生まれ、自由のない空間で育ち、自然界で生きるよりも何倍も早く殺される家畜。

人間のエゴってエゲツナイなと思うよね。

とは言ってもボク自身そういう家畜を食って生きていて、菜食主義になる気もないんですがね。

生き物殺すのが嫌なら一番いいのは自分が死ぬことだなと思う。極論ね。

結局バランスだね。

 

ついでに言っとくと、「犬食うとかありえない!かわいそう!やめろ!」っていう人も嫌い。

それは食文化の違いだから。

日本人は馬もクジラも食うけど、他国では食わなかったりする。

ただの食文化の違い。

てか確か日本人も昔は犬食ってたよね。

 

「犬は知能が高いから~」とか言うなら、犬よりも知能が高い豚を家畜としている現状はどうなる。クジラも知能高い。

魚だって恐怖で鳴いたりこそしないものの、痛覚はあるらしいから切られれば痛みを感じている。

可愛そうだとは思うけども、生き物を食べること自体は自然界にあることなのでその行為を否定はしないけど。

 

でも、偶然さっきツイッターで「象牙の乱獲が象の絶滅を加速させている」みたいなやつを見たんだけど、こういうのはちょっとおかしいなと思う。

なんでも江戸時代から象牙を印鑑に加工する業者が「伝統ある仕事をなくすわけにはいかない」みたいなことを言ってるらしいんだけど、それってつまり「伝統を守るために絶滅してくれ」って言っているようなもんじゃないかなと。

伝統が大事なのも分かるけど、生物の存続以上に大事なのか。

てかどちみち象が絶滅したら終わる伝統じゃねーかっていうね(笑)

正直印鑑なんて押せれば材質は何でもいいし、なんなら日本の印鑑を使う面倒な文化をなくしてほしい(笑)

 

70億人まで増えた人類の食料を確保するためには家畜を育てることは避けられないんだろうと思うけど、この先も人類が増えていけばどうなるんだろう。

2050年には世界人口が100億人に近づくって予想があるらしいけど、どこまで増えるんだろうね。

今の食事に変わる栄養摂取方法みたいなのまでできて食糧問題が解決したりする未来もあるのだろうか。

あるいはホモサピエンスを超える支配者が現れて、ホモサピエンスはそいつらの家畜になるっていう未来なんかが待ってたりして(笑)

『食糧人類』っていう漫画が確かそんな内容。

 

漫画じゃなくて原案の小説の方が面白そうだからさっきKindleで買ってみました。
プロローグが

 ―― 生き物は「 奪われる」ことに敏感だ。しかし「奪う」ことにはあまりに鈍感である。

っていう一文から始まっていて、さっそく人間が魚を料理するようなフツーの流れで人間を超える生物が人間を料理するというシーンが始まっていた。

調理シーン読んでたら若干気持ち悪くなるレベルだけど、これは面白そう(笑)

 

昔古本屋でざっと立ち読みした『家畜人ヤプー』も一度しっかり読んでみたくなった。

白人が支配者、黒人が奴隷、日本人が家畜になった未来って感じの超差別的な作りになってます(笑)

ボクが見たのは漫画だけど、こっちも原作は60年ぐらい前の小説らしいからそっちを読んでみたい。
SF、SM、差別、グロ、って感じで内容がヤバイから当時単行本出版妨害とかの事件まで発生したらしい(笑)

結構有名な作品だと思うけど、知り合いから家畜人ヤプーの話を聞いたことはない(笑)

古い作品だからか、読んでいることを他人に言えないような内容だからか…(笑)

 

読みたい本が多すぎて困るー

 

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